市民から文化力
トップへ戻る

活動hot!レポート

 

特定非営利活動法人 コミュニティアート・ふなばし
下山浩一

「心と心をつなぐコミュニティアート」

 「心と心がつながった・・・」 商店街に設置された、全長800メートルにおよぶ、色とりどりの毛糸の上を走るみんなの願い事を書いた船の野外インスタレーション「きらゆめ丸航海記」が完成した時に、ボランティアスタッフ一同から、上がった声です。
 現代アート作家・門脇篤さんと、船橋市本町通り商店街振興組合の皆さん、文化ボランティアの協働によるプロジェクトは、平成18年からの交流の一つの到達点となりました。

 「市民の手による草の根のアート」これが、特定非営利活動法人コミュニティアート・ふなばしが取り組んでいる「コミュニティアート」の基本的なスタンスです。
 「コミュニティアート」は、第2次世界大戦後の英国で始まったとされています。
 演劇・ダンス・美術・映像等の作品の共同制作を通じて、地域コミュニティ内の構成メンバーの親睦をはかるものから、コミュニティにおける課題の共有化や解決を狙う社会性の高いものまで、さまざまな試みが行われてきました。

 コミュニティアート・ふなばしが行う、コミュニティアートは、地域や文化ボランティアの皆さまから、エネルギーをいただくだけでは終わりません。いただいたエネルギーを、何倍にもしてお返しすることを重視しています。
コミュニティアートは、商店街・学校・行政といった、さまざまな方々に協力・参画していただいて始めて成立するものです。関わっていただく文化ボランティアは、アーティストとともに、まちを隅々まで歩き、たくさんの人とお話することから、プロジェクトが始まります。

 平成19年に実施した、在日3世のアーティスト・Nam HyoJunをフィーチャーした巡回アートプロジェクト「HyoJun Circuit」(アサヒ・アート・フェスティバル2007参加企画)では、船橋・京島・川口の3地域をアーティストとともに文化ボランティアがリサーチし、展覧会の会期中に、文化ボランティアの企画によるまち歩きツアー「アーティストと歩くまち」を実施し、好評をいただきました。

 はじめは、世代が違う人とお話することが苦手だった文化ボランティアも、自分の親やおじいさん・おばあさん世代の街の人と触れ合ううちに、コミュニケーション上手に変身してしまいます。

全国各地で注目があつまる「コミュニティアート」。

 コミュニティアート・ふなばしは、個性的なアーティストとともに展開するアートプロジェクトに加え、「平成20年度文化ボランティア支援拠点形成事業」「コミュニティアート映像祭」「千葉クリエイティブ・クラスター」と、アートNPOならではのさまざまなアプローチで、コミュニティアートの魅力を伝えるために、さらにパワフルに情報発信していきます!
 

市民から文化力プロジェクト2008